良い歌詞とは? Part 1 [音楽制作]
いきなり大上段に振りかぶったタイトルになってしまった(^-^;
このままでは誤解されてしまうので最初に書いておくが、もちろん、私は作詞家ではないし、また、自分で「良い歌詞」が書けるなどと思い上がっているわけでもない。そして当然ながらこれは「私の見解」であって、それが全て正しいとか間違っているとか、そういう性質の話ではないことも理解していただきたい。
まず「歌詞は果たしてどのくらい大切なのか?」という点。
これから自分のオリジナル曲を世の中に広めたいと思っているなら、少なくともこの日本国内でそれを行なう限り、英語の歌詞はどんなにカッコよくても「ダメ」である。もっと時代が流れて日本国民の多くが英語に堪能になったような場合は話が別だが、基本的に歌詞は日本語が主でなければならない。
その前提で考えると、およそ「ヒット曲」と認められている曲の歌詞は「良い歌詞」だ。たとえ内容が採るに足りないものだろうが、意味不明だろうが、公序良俗に反していようが、流行った曲の歌詞は絶対に「良い歌詞」だ。これを認めない人には自分の楽曲(歌詞)を世に問う資格がないとすら思う(もちろんリスナーとしてならば、どう評価しようと個人の勝手)。逆に考えれば「良い歌詞だからヒットした」とも言えるだろう。
ここで「いや、それはおかしい。英語で歌われる洋楽曲だってヒットしているじゃないの!」と考える人も多いだろう。確かに洋楽曲の場合は日本語じゃないのでリスナーにとってはたいていの場合「意味不明」である。だから書いたはずだ。
「意味不明だろうが流行った曲の歌詞は良い歌詞だ」と( ̄^ ̄)
これではまるで禅問答である( ̄▽ ̄;)
話を「そもそも論」に移行しよう。
ポピュラー音楽の歌曲(いわゆる歌モノ)は、シンガーによって歌われるワケだが、人間が歌うのだから当然ながら言語とは切っても切れない関係にある。スキャットという歌い方もあるけれども、それは歌曲の王道ではない。言語がある以上、その内容やリズム感などが結果としての「歌」に大きく影響するのは当り前で、リスナーもまたそのパフォーマンスに大きく感銘を受けたり、逆に首をかしげたり、最悪は耳をふさいだりもするのだ。
楽曲のメロディや歌い手の肉声、それにバックのサウンドは、この歌詞と一体となってリスナーの耳に届くし、歌詞の内容によるイメージの浸透や感情の高ぶり(=感動)という相乗効果こそが歌曲の真髄でもある。インストゥルメンタルナンバー(器楽曲)よりも歌モノの曲の方がより一般的に好まれる(売れる)のはそのためだと考えていいだろう。
だから歌モノの曲にとって歌詞はムチャクチャ大事だ。聴き手を楽曲に感情移入させる手段としても重要だし、「肉声によるサウンドのインパクト」を生み出す手段としても同じく大切なファクターなのだ。そしてそのことから導き出される本日の結論は、、、、。
歌詞は文学的価値観のみで評価するべからず
なぜなら純粋な文学としての「詩」と歌曲の「歌詞」では、自ずとその求められる要件が違ってくるからだ。
(次回に続く~to be continued~)









うんうん。。 分かる気がします・・・
次回の記事が早く読みたいです
by a_aki (2006-02-17 23:53)
>流行った曲の歌詞は良い歌詞だ
(゚ー゚ )(。_。)(゚ー゚ )(。_。)ウンウン
by moonrabbit (2006-02-18 00:00)
ヒットした曲ってサビとか歌い出しとか、どこかの歌詞は覚えていたりしますね
確かに曲の一部であり、最もアピールする要素のひとつでしょうね
(゚ー゚ )(。_。)(゚ー゚ )(。_。)ウンウン2号
by tamegorou (2006-02-18 02:00)
Tadさん おはようございます~♪
とての興味深い内容です!私は、詞の内容をじっくり聞いてしまうほうで、曲よりも好きになるウエイトが高いです!
地道に作詞作曲している友人が、詞を作る際にとても苦労していたのを思い出したました。私は大学で英語詩のゼミを選択していましたが、詩的センスゼロで苦労しました(笑)後編も楽しみにしています!
by hawaii7 (2006-02-18 11:15)
興味深いですね。
宇多田さんの楽曲を聴いていると、メロディー、アレンジ含め、すげえーな〜と思うんですが、歌詞をよくよく聞いていると、大した事言ってない(笑)気がして、
これが売れる要素なんだろうなー、といつも思います。
by ayaneko (2006-02-18 11:26)
歌謡曲もよく聴きますが、歌詞に注目したことは無かったですね。
考えてみると、いい歌だなと思う曲は、言語よりもメロディーと言葉の言い回しが絶妙に合っていた気がします。かと言って、詩だけ読むと単純に「好きですぅ~」とか「愛してますぅ~」という内容だったりして、ガッカリするコトが多いです。
by えむぬま (2006-02-18 11:46)
おじゃましま~すw^^
すごい語ってらっしゃいますネ~。
次回がとても気になります。(1週間待たなくていいんですよねw)
考え方は人それぞれ・・・Tadさんの感覚を垣間見るチャンスですね!!w
奥が深いですよね~。
ヘンな曲だと思い、聞いていなかったような歌の歌詞を見たら
すごくよかったりとか・・・。その逆とか。
次回読んでからまた考えよっと^^;
by mei_ren (2006-02-18 14:17)
ジャズでスタンダード曲を楽器だけで演奏するとき・・・。
当時師匠から(日本で有数のベーシスト)絶対歌詞の意味は把握しとけと言われました。
歌詞の持つ意味は、たとえ歌があろうが無かろうが、その曲である以上非常に大切であると思いますね。
ところで、例のPSE。
反対署名してきました。
http://www.jspa.gr.jp/pse/
by Ryo (2006-02-18 17:34)
ノマノマ イェイ!!!
う~ん、いい歌詞だ・・・あれ?(笑)
訳が分からない歌詞でも耳に残ることは少なくないですよね。
むしろよくよく考えると変な歌詞なのに、音楽のリズムには合っている曲の方がイイ感じな曲に感じてしまうことの方が多いかもしれません。
今後も記事が続くと思われますが、「良い歌詞」の定義は難しそうですね。
全くの素人の僕が思いついた限りでは、売れ行きはさっぱりでもコアな人達に熱烈な支持をされる歌の歌詞も「良い歌詞」としてもいいと思いますし、ただの話題性だけで一時的に売れてしまった歌は果たして「良い歌詞」と言えるのかどうか疑問が残ります。
どうか僕の胸のモヤモヤを解決させてください!!!
by ahtoh (2006-02-18 18:15)
> a_akiさん
コメントありがとうございます。あまり遅くならないうちに第二弾行きますので、どうかご期待ください(汗)
by Tad (2006-02-19 09:30)
> moonrabbitさん
コメントありがとうございます。
私みたいなポジションだと「売れたヤツがエライ」と思うしかありませんです、あはは。
by Tad (2006-02-19 09:32)
> tamegorouさん
>サビとか歌い出しとか、どこかの歌詞は覚えていたりしますね
まさにソコなんですよね、ポイントは。歌詞というものはやっぱりサウンドと一体化してナンボだと思ってます。
by Tad (2006-02-19 09:37)
> ジュリアさん
一般的にですが、女性は歌詞の内容に自己投影して共感を覚える傾向が強いように思います。
お友達の方は今も作詞作曲を続けていらっしゃるのでしょうか?
by Tad (2006-02-19 09:48)
> いっしーさん
歌詞の内容(主題)としてはいろいろなものがあり得ますね。何かを訴えるものから、「楽しくやろうぜ!」みたいなパーティ・ソングとか、果てはCMソングまで、本当にいろいろです。結局その中味の如何ではなく、歌われたときにどれだけリスナーの「耳に残るか?」が最も重要なポイントだということを、次から掘り下げて行くツモリです(笑)
by Tad (2006-02-19 10:17)
> えむぬまさん
これは本編で書こうとも思ったのですが、ビートルズの曲に関する日本での興味深い現象があるんですね。
「日本人はビートルズの有名曲のタイトル部分だけを歌詞付きで歌える」
Yesterday♪
Help! ♪
Hey Jude ♪
その他モロモロ(笑)
by Tad (2006-02-19 10:23)
> 冥憐(めいれん)さん
お久しぶりです。1週間はお待たせしませんよ(笑)
この記事は主に某音楽学校学生を念頭に置いて書いています。プロ・アマ問わず、音楽を生み出す側の人に何かのお役に立てばいいと願ってます。
by Tad (2006-02-19 10:29)
> SWEET16さん
インストの場合、その曲が本来どんなバックグラウンドを持っていて、どんな内容(テーマ)を持っているのかを知っておくことは、私もやはり基本だと思いますね。
たとえそれをサンプリングしてヒップホップやるにしても、同じだと思います(汗)
by Tad (2006-02-19 10:36)
> ahtohさん
確かに「良い歌詞」を定義すること自体、さほど意味があるとも思えません(激汗)
で、「売れないけれどもコアなファンから熱烈に支持される」というケースですが、現実にはあまり多くないと思ってます。その人の音楽が本当に良ければいずれブレークしますし、売れないままなら所詮そこまでの器だったということです。ただし、売れた売れないということは「芸術的な価値」とイコールではありません。
by Tad (2006-02-19 10:45)
Tadさん
歌詞に自己投影してしまうのは、まさしく私です(笑)
友達は、趣味としてまだ続けているみたいです~
by hawaii7 (2006-02-19 11:34)
ビートルズの曲の詩って、とっても興味深いです。
言葉にリズムがあって曲とマッチしてます。
それほど難しい言葉ではないですが、うったえるものがあります。
moonrabbit さんの記事で署名してきました。
PSBに対する記事への関連記事でしたので・・・
納得しました。
by 袋田の住職 (2006-02-19 14:18)
ワタシはインスト派なのかもしれませんが、歌詞そのものよりもリズムのはめ方や声質に耳が行きますね。エイゴでも日本語でもそうです。
逆にラップなどのメッセージソングは歌われている内容ですね。なのでエイゴはダメです。
もっともラップは複雑なリズムを追いかけるのがうっといのであまり聞きませんが・・・。
by サダー (2006-02-19 15:21)
私の場合は洋楽中心に聴いてきましたので、歌詞の内容はライナーノーツで雰囲気だけ読み取る感じでした。w (ノ∀`)アチャー
邦楽となると日本語が理解できるぶん、歌詞をちょっとキビシク評価してしまいますね。w (´∀`)ノ
(^ー^)ノシ
by モッズパンツ (2006-02-19 17:01)
『ポイントは歌詞』と助言していただいた手前、
とても興味深く、ドキドキ読ませていただきました。
いい歌は歌詞がいい。歌詞もいい。
言葉が言葉以上の力を持つからなんでしょうか。
メロディーがメロディー以上の力を持つからなんでしょうか。
皆様同様続きを期待しております。
by ムラタトモヒロ (2006-02-19 19:24)
洋楽、昔は対訳までをキッチリ読んでいましたが・・最近は楽器の1つと思っております。直訳でイメージが壊れる曲も多々ありますしね・・恋する弁護士 とか・・じてんしゃ!って始まったりするのとか・・。
by cuvesx (2006-02-19 19:50)
> ジュリアさん
誰でも自分の好きな歌詞に自己投影することってありますよね(笑)
お友達にもここを読んでいただけたら嬉しいです。
by Tad (2006-02-19 21:54)
> 袋田の住職さん
初期の頃と後期ではガラリと歌詞の内容が違っていますね、ビートルズは。私はそのどちらも好きです(汗)
署名活動へのご協力ありがとうございました。
by Tad (2006-02-19 21:59)
> サダーさん
楽器を演奏する方はサダーさんのような聴き方をされるケースが結構多いかもしれません。私も自分が演奏活動をしていた頃は「歌詞なんて付いてりゃいいだろ」程度にしか考えてませんでした(激汗)
ラップは日本語でもよく意味が分からなかったり聞き取れなかったりしますから、余計にリズムへの乗せ方、韻の踏み方が気になってしまいます。
by Tad (2006-02-19 22:05)
> モッズパンツさん
歌詞をキビシク評価してもしなくても、何だか自然と耳にこびりついてしまう曲とかありませんでしたか?(笑)
ただ、やっぱり内容的に自分の好みでないものは、どうしても聴く気にならないってのもありますよね。そういうのが流行ると「何で?」と腹立たしくなったりもします。私もまだまだ修行が足りてません(あははは…)
by Tad (2006-02-19 22:27)
> ムラタトモヒロさん
そう、歌詞とメロディは切り離せないんです。両方があって効果もあれば駄作にもなる…そういう性質のものだと思ってます。次からもっと具体的なことを書きますから、是非読んでね。
by Tad (2006-02-19 23:14)
> Honuさん
私もプログレッシヴ・ロックを好んで聴いていた頃は対訳をきっちり読んでましたが、今はよほど気に入った曲じゃないと対訳までは読みません(汗)
確かに「Bicycle !」といきなり始まる曲の対訳が「自転車!」じゃ、あまり読む気もしませんね(笑)
by Tad (2006-02-19 23:21)
うん、うん、、、そうです。確かに日本の曲なんだから、歌詞だったら、
日本語にしてほしいです。簡単な英語や外国語が、少し入るなら
良いけれど、あまり沢山入ってると分からないです。だから他国語の曲を
「良い曲だな~♪」って感じるのは、すべてメロディが、気に入ったからかな。
いくら歌唱力が良い歌手が歌っていても、何を言ってるのか、分からなくちゃ~
しょうがないですよね。日本の童謡なんかの方が、余程分かるかも。
続編・お待ちしています。_(^^;)ゞイヤー
by チェシャ (2006-02-20 14:58)
> チェシャさん
コメントありがとうございます。
私の持論はその「メロディが気に入った」原因として「歌詞の音としての響き」も含まれるということなんです。その点で歌詞に文学としての味わいや深さは「必要条件」ではないと思っているんですよ。もちろんリスナー側としてはその辺りで好き嫌いが分かれるのは当然で、それは否定しません。
by Tad (2006-02-20 18:41)