So-net無料ブログ作成
検索選択

もんじゅの修理 [日記・雑感]

本日24日の検証により原子力安全保安院がゴーサインを出せば、いよいよ高速増殖炉「もんじゅ」で、「想定外」の落下事故により原子炉内で3.3トンの鉄くずと化していた「燃料棒交換用中継器アッセンブリー」の引き抜き作業がスタートする。早ければ6月中頃にも「引き抜き」を実施する予定だと言う。

この修理自体、本当に必要なのかそれともこのまま放っといた方がまだマシなのか、私には判断がつかない。だからここはまあ「いずれは実施しないといけない」ということにしよう。私は原子力安全委員会の班目委員長のようなエラい学者さんでも何でもなく、原子炉に関して単なる素人だから専門的なことなど分からない。けれども素人なりにいろいろ情報を集めてみると、もんじゅ君のこの修理については大変な危険が付きまとっていることに間違いはなさそうだ。

その大変な危険とは、放射線被ばくによる多くの人間への直接的な被害はもちろん、最悪の場合には日本の経済に壊滅的なダメージを与えかねないものだということもどうやら大げさな話ではなさそうだ。なぜそんなに「修理」が危険なのか、ここでは説明しない(できない)。単純に、そもそも常に冷却をしなければいけない原子炉の冷却媒体に液体ナトリウムなどという空気に触れたら激しく燃える(世間ではこれを爆発と呼ぶ)ような物質を使わなければ成立しないシステムであること自体、現在の科学技術では制御できなくなる可能性大の欠陥システムであることは容易に想像できる。そして現実に過去においてナトリウム漏れ事故が起き、10年間以上も停止を余儀なくされている。

いずれにしても、日本の命運に重大な結果をもたらすかもしれない「修理」を、経産省の一内局である原子力安全保安院だけの判断で実行してもいいのだろうか? 結果オーライならまだしも、もし何らかの災害が起こった場合、その責任はいったい誰がどこまで負うのか? 保安院にアドバイスする立場のマダラメさん率いる原子力安全委員会はそもそも無責任な機関であることがはっきりした。それならば経産大臣か、あるいはその大臣の任命者である内閣総理大臣が責任を取るのか?

いや、誰一人として責任など取らないし、取りようがないだろう。総理の首なんて100個あったって足りない。

大惨事が起こってしまえば「言った」「言わない」などと内輪もめなどしてる場合ではない。不幸中の幸いでそれほどの大惨事にはならなかったと仮定しても、福島第一原発などとは比較にならないほど危険な状況に陥ったもんじゅ君をなだめすかすためには、大勢の決死隊的原発労働者が必須となるだろう。ただでさえFUKUSHIMA対応で人手不足が叫ばれてきている今の時期に、なんでまたもんじゅの修理なのか?

今この時期に修理をどうしても行なわなければならない切迫した理由でもあるのか? 作業を実行するからには必ず失敗の可能性はあるワケで、それを「失敗することは想定外」なんて寝言が通用するはずがない。ところがこの危険な修理作業をどうしてもやりたいらしい。我々はそんな危険な賭けに否応無しに付き合わされているのだから、まったくたまったもんじゃないヽ(`⌒´メ)ノ

とにかくこの修理は、国民に対してもっときっちり情報を提供して、具体的にその必要性と危険性を示した上で、国民投票か、あるいは少なくとも国会決議くらいは経てから実施するべきではないだろうか? そんなことをしている時間がない、、、という切迫した状況でないことを祈りたい気分だ。

5月25日追記

案の定原子力安全保安院は修理実施を許可するお墨付きを与えた。このため、引き抜きの準備作業や工事がすでに始まってしまっている。

このまま進めることを黙って見ているしかないのだろうか?

5月27日追記

5月26日付けでもんじゅの修理に関するより具体的な情報が開示されました。


nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 4

コメント 4

スミッチ

理由は、核燃料サイクルが有効であるという虚構を維持するためですかな、しかしよっぽど原発っておいしい利権なんでしょうね、それとも破綻すると問題大きすぎるからでしょうかね
原子力安全委員会、東電の責任は追求されてますが、彼らの責任はどうなのでしょうね
福島原発と浜岡原発の件で明らかになりましたが、リスクを背負ってる人と、原発による経済的メリットを得る人に大きなずれがありますね
原発にかんする地元合意の範囲をひろるべきでしょうかね
by スミッチ (2011-05-25 23:29) 

Tad

いろいろ理由として考えつくことはあるけれど、「今」やらなければいけないという明確な根拠が出て来ないんですよね。

東電の責任は当然追求されますが、1企業が負える範囲をあまりにも超越していると思います。いろいろ議論はされているようですが、結局、何らかのカタチで我々国民(納税者)が最終的な負担をしなければならないでしょう。今まで原発に頼ってきた結果責任は確かに国民総てにあります。

今回の件で明らかになったのは、原発等の災害が起こった場合、それはもう地元町村や県レベルではなく、日本全体の問題であるということです。従って、地元との合意で進めて行くような問題ではないという認識で行かないとますますおかしなことになってしまうでしょう。
by Tad (2011-05-26 07:55) 

袋田の住職

偉い学者さんが上で妙な指示をだすと困るのは現場の指揮官ですね。
吉田所長は、本社の言うことを無視して正解だったと思います。
政府があてにならない、その政府の顔色をうかがう本社、
現場は本当に大変です。
うちの最新記事にちょこっとリンクを貼らせて頂きました。
by 袋田の住職 (2011-05-26 21:12) 

moonrabbit

エラい方々の行動が末期症状すぎて、
何を聞いても「またか・・・」になってしまうのは、
見ている側も末期症状なんでしょうね。(--;
by moonrabbit (2011-05-30 05:56) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

関連リンク

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。